正倉院の世界展に行ってきた
上野の国立博物館で開催中の
御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」
に行ってきました。
前半展示ラスト3日前の11月2日に五弦の琵琶目当てに駆け込みました。
13時過ぎについて入館40分でした。
基本情報はこちら。
御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」
◼️公式HPhttps://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1968
◼️会 期
2019年10月14日(月・祝)~11月24日(日)
◼️会 場
東京国立博物館 平成館(上野公園)
◼️開館時間
9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし、会期中の金曜・土曜、11月3日(日・祝)、
11月4日(月・休)は21:00まで開館)
◼️休館日
月曜日、11月5日(火)
(ただし10月14日(月・祝)と11月4日(月・休)は開館)
なお入館料が一般1,700円…くっ高い…。
目玉はそのまま、正倉院の宝物です。普通に国宝。
展示の最後に紹介されますが、正倉院を開けるには
年に一度の定期点検でも勅使が出るそうで…
東京で見られる機会はなかなかないですよね。
それに加えて、元は正倉院にあったけど現在は国立博物館に移されたものも展示されています。
残存している五弦の琵琶は世界でこれ1つ、
日本でもその奏法は廃れて楽譜が残るのみで演奏再現不可だそうです。
↑写真撮影可能スペースのレプリカです。
本物はもう奈良に帰りましたが複製品の展示は続いているはずです。
複製品も螺鈿細工等は本物なのでほんものみたいにきれい。
しかし本物は何とも言えない深みがあるような…
でも並べられてどっちが本物かクイズをされてもわからない気がします。
展示の全体的な感想としては、壁に掲げるのではなく平に置かれていて、
しかも照明が暗いので非常に見づらい。もちろん仕方ないけど、、
単眼鏡やオペラグラスを持っている方は持参をおすすめします。
私は手ぶらでしたがコンタクトの調子が悪く、よく見えなかったので2周しました。
1周目はふわっと全ての展示を、
2周目は「正倉院所属品」と赤字で注のついた展示を。
五弦琵琶はそのスペースだけ三周しました。
混みすぎててゆっくり見られなかったので。
最後の展示スペースでレプリカの写真撮影可能です。
正倉院の実物大展示もこのスペース。
正倉院は良い写真を撮れなかったのですが。
とにかく視力の問題でよく見えなかったのですが、
良いものばかりだったと思います…。
いや当たり前か。
私はあまり興味ないのですが、服飾系の文化に興味のある方は
布や染物も興味深いと思います。昔のフェルトとか。
という訳で
◯とりあえず教科書に載ってそうな宝物を見たい
◯オリエンタルの風を感じたい
◯日本の古代、ひいては世界の古代に想いを馳せたい
◯ちょっとタイムトラベル気分を味わいたい
という方におすすめです。
興味があったら行かなきゃ損!
三国志展行ってきた
特別展「三国志」公式HP
https://sangokushi2019.exhibit.jp/
上野界隈では科博の「恐竜展」に並ぶ夏の二大展示のようです。
キャッチコピー「リアル三国志」を素で行く充実した展示でした。
すごくテンション上がったのは全展示品(映像除く)が撮影可なところ!
カメラを持って行っても非常に楽しいと思います。
もちろんマナーと周囲への配慮は忘れずに。フラッシュと独占は厳禁。
曹操高陵内を再現した部屋があり、と最新の研究結果に触れられます。
NHKの人形劇の人形が展示されていたりとっつきやすいように工夫もされていました。
…が、全体的にはかなり堅実な考古学系の展示です。
想像してたより地味だったかな…。
展示品の見た目は日本の古墳の出土品の、もっと古くてすごいやつという感じで、
それを元に三国志時代の生活を紐解く展示の作りです。
「リアル三国志」のリアリティがすごい。
三国志の漫画好きの小学生とかがキャッチコピーのキャッチーさだけに釣られちゃうと、
ちょっとつまらないかもね…。
展示品は、中国の一級文物(日本でいう国宝的な感じ?)も多いということで
貴重な機会だと思いますし説明も分かりやすくてとても良い展示です。
こんな方におすすめ!
○考古学ファン
○三国志の時代に思いを馳せたい
○中国が好きな方
クリムト展行ってきた
観覧者のトラブルがツイッターで話題になっていましたが、
トラブル前に行きました…特にトラブルなく平和な展覧会でした。
紫陽花もきれいでした、関係ないけど。
クリムト展 ウイーンと日本1900 公式HP
実はクリムトって全く知らなかったのですが
話題になってるし、立ち読みした雑誌の占い特集で占い師さんがおすすめしてたし
というミーハーな動機で行ってきました。
土曜午後に行きましたが13時着で入場20分待ち、美術館のチケットも多少並んでました。
帰る頃、15時過ぎには30分待ちになってたかな。
上野駅構内で先にチケット買って正解でした。
予備知識がなさ過ぎたので勉強にイヤホンガイドも借りました。
550円。チョイ高い?
解説は女性でしたが、草彅剛さんがサポーターとして絵の風景とか説明してくれます。
一番良いのは、「ベートーヴェン・フリーズ」を観ながら
ベートーヴェンの交響曲第9番(歓喜の歌)を解説のBGMとして聞けることかもしれない。
さすがに全曲は流れませんが!!
「ベートーヴェン・フリーズ」は歓喜の歌に着想を得たのだそうですよ。
解説は解説ボードを読めば足りる部分も多いと思いますが、
一般論として、目には絵を耳には解説を、ってことで絵に集中できますよね。
クリムトデビューでしたが、たまたまその前に観た
「ギュスターヴ・モロー展」で知った言葉「ファム・ファタル」(運命の女)が
ここでも出てきてなんだか興奮しました。良い予習になったようです。
因みに展覧会には出ていませんがクリムトにも
「ユディト2(サロメ)」という作品があるようです。
「ユディト」は展覧会に出てますよ、というか宣伝で大々的に打ち出されてるあれが「ユディト」でした。
ユディトは人の名前で、絵を見ると何気に手に男の首持ってます。
あと結婚しなかったのに子ども多いとか解説にあったのも興奮しました。色男。
アトリエに女性のモデルさんが何人も侍っていたとか。
色っぽくて魅力的な女性の絵が多いですが、実体験に基づいてるんだろうなとか思っちゃいますよね。
だらだら書いちゃいましたが、
○豪華な感じの絵が好き
○女性の絵が好き
○金が好き(絵に金箔使われてます)
○クリムトデビューを果たしたい
ような方におすすめです。
オリジナルグッズも充実してました!よ!
写真は、クリムト展の後に寄った上野藪そばのせいろうそばです 笑
15時過ぎに行ったら満員でしたがそれほど待たずに入れて良かったです。
美味しかったのに、つゆ入れる前に撮っちゃったので美味しくなさそうだなぁ!
プーさん好きならクマのプーさん展へ走れ
「クマのプーさん展」、東京会場(Bunkamura)最終日に駆け込みました。
本当は最終日前日のスキマ時間に入りたかったのですが、入場50分待ちで入れず…。
今は大阪のアベノハルカス美術館で開催中ですね。
クマのプーさん展 公式HP
何よりもお伝えしたいのが、グッズ狙いなら早く行けということ。
最終日午前に行きましたが、グッズコーナーの棚はガラガラ。
渋谷東急の外周りのショーウィンドウで「こんなグッズもあったの!?」と気づいたレベルでした。
カタログを買っている人が多かったですが、カタログは3,000円弱。比較的高めです。
まあ私も、絵葉書で我慢できずカタログ買っちゃいましたけど。
さて、この展覧会は世界中を回っている最中なのだそうです。
とにかくクマのプーさんの貴重な原画やが盛りだくさん。
ざっくり言って「あの絵もこの絵も知ってる…!」となること間違いなしです。
絵の写真を撮れるコーナーもありますが、東京会場では観賞用ラインと写真撮影ラインが違うという
少し分かりづらい仕様でした。
大阪会場に行く方も注意書きをよくご確認ください。
※上の写真はもちろん写真撮影ラインから撮ってます。
会場のコンセプトもプーさんの世界観でいっぱいでほぼ天国。
会場を出られなくなるかと思いました。写真では良さを伝えきれない…。
構成は、前半てプーさんの発案から書籍出版までの流れを追い、
後半で書籍として、或いはマスコットキャラクターとしてワールドワイドに
プーが有名になっていく様子を追っています。
プーさん好きなら行って後悔はしないはず。
すぐに会場へ走れ!
原画好きな方、出版絡みの文化に興味のある方にもおすすめです。
ミキモトのボンボニエール展行ってきた
銀座への用事のついでにミキモト銀座4丁目本店7階ミキモトホールにて
5月10日まで開催中の「ようこそ、ボンボニエールの世界へ —皇室からのかわいい贈りもの—」展へ行ってきました。
ホールは小さいものの無料です。
品数は多くないですが、皇室のお祝い事や宴会で配られた物ばかりでどれも一般市民には宝物レベル。
非常に充実感のある展示でした。
上の写真の物のみ写真撮影可ですが、他の展示品はもっとキラキラして綺麗だから…!
写真の物もキラキラ感はあまりないのですが、実物は精巧な物です。
これで金属ですしね。
最大のハードルはミキモトの中に入ることでしたね。
銀座の路面店に入るの緊張する…。
けど入ってすぐの受付にミキモトホールに行きたい旨伝えれば普通に入れてくれました。
退位の日たる4月30日に行きましたが、そんなに混んでいませんでした。
開催期間がもうすぐ終わってしまいますが、
銀座に用事のある方、
混雑に飽きてるけどちょっとお出かけしたい方、
金属の工芸品や小物の好きな方、
ミキモトのファンおよび皇室好きな方
におすすめです!!
フェルメール展に必要なのは心の余裕…
東京のフェルメール展最終日の最終時間帯でフェルメール展に駆け込みました。
もう1ヶ月も前の話で、既に大阪会場で公開が始まっていると思いますが
ぜひこれから向かわれる方には心の余裕をもって行っていただきたいです。
と言っても大阪会場はお部屋が広いみたいなので東京程のカオス感はないかもですね。
フェルメール展大阪会場
https://vermeer.osaka.jp/index.html
大阪は時間指定等ないようですが、東京は時間指定がありました。
ディズニーのファストパスと一緒で、入場開始時間は決められているもののその時間に入ることが保証されている訳ではなく。
19時〜20時半(20時半閉館)の指定券に対して19時に美術館に着いたものの、結局入れたのは19時半過ぎだったと思いますね…。
館内に入っても列はなかなか進まず、最後の部屋にまとめてフェルメールの絵が飾られていた部屋では
ぶつかったの何のと喧嘩しかけてる人までいました…。フェルメールも台無し…。
フェルメール展、高いのですがオーディオガイドが無料です。
全ての絵の解説が載っている小さなパンフももらえます。
絵の脇に解説ボードを展示すると半端なく混むからだろうなあ…。
フェルメール展、フェルメール以外は点数も少なめでやや地味な感じです。
もちろんそれぞれきれいですけども、私はあまり興味がないのと混雑と疲れで殆ど見てないです。
やっとフェルメールの部屋に入ると、フェルメールたくさんあるけど小さい…絵が小さいよ…ってなります。
ポスターくらいの大きさなんじゃなかろうか。
でも部屋に入った途端に絵がパッと目に入って来るからフェルメールってすごいなぁと実感しました。
小学生みたいな感想で恐縮です。
前述の通り喧嘩しそうになってる人がいたり閉館時間も近いしで落ち着かないまま外に出てしまいました。
ポストカードも選ぶ気力がなくお土産なしです。くぅ。
フェルメール展。
フェルメールまたはフェルメール近辺のオランダ絵画が好きな方、
そして混雑してても耐えられる心に余裕を持った方におすすめです。
ドイツに旅行した話②出発〜19時間フライト
ドイツに旅行した話①の続きです。
HISの団体旅行は初めてで、格安ツアーなので余り期待していませんでした。
ですが2週間前くらいにバタバタと申し込みをしたものの
色々な資料はスムーズに届き、2日前に添乗員さんからお電話をいただいて質問できたりと
さすが大手の安定感ある対応でした。
さて出発日は頭痛がひどく、ぼんやりしながら直前にスマホから京成スカイライナーの席をとって
何とか成田に着きました。
集合時間14時半に対して1時間弱前に着き、イモトのWi-Fiを借りて(HISのメールを経由すると保証料がタダになる)
千葉銀行でユーロに交換して(HISの資料に手数料割引券がついてた)
集合時間20分前くらいにカウンター前に着いたら、
同じツアーらしい人が「受付開始は14時半です」と
言われていて、目の前のベンチでぐったり座って待機することに…。
帰ろうか迷いつつも受付開始となり、e-チケットを受け取ってエティハド航空の搭乗手続きをし、
もう一度フロアの対角線上にあるHISのカウンターに戻って添乗員さんから今後の説明を受けました。
搭乗開始時刻が集合時間となりそれまでは自由時間なので、
黙々と保安検査を受け、母のプレゼントに免税店でアイシャドウを買って(これもHISから割引券をもらった)
お茶を買って、椅子でぐったり寝てました…。
アブダビで2時間くらいで乗り換えて7時間かけてフランクフルトへ。
乗継の保安検査、液体がダメなケースもあるようですが私は350mlの開封済みペットボトルを鞄に入れっぱなしでも普通に通れました…。
飲みかけで中の液体が少なかったからか、気づかないうちに鞄を開けて目視されたのかは不明です。
アブダビの乗換えは相当忙しく、トイレに行くか飲み物をスタンドで買うかで精一杯でした。
アブダビ空港は綺麗だなあ(駆け足)て感じ。
アブダビの通貨はディルハムといいますが、お店なら水1本でもカードが切れます。
カードで買うと「ディルハムで決済するか、日本円で決済するか」と聞かれます。
私はよく分からず日本円決済にしてしまったのですが、後から考えると恐らくディルハム決済の方が得な気がします。
さてエティハド航空、最近ドバイに行った親ですら聞いたことないと言っていたのですが
サウジアラビアの航空会社のようです。
なんか最初にコーラン
CAさんの出身は幅広そうでしたが、いかにもアラブ系の方というより
何となく東欧の雰囲気の方が多かったです。
日本発便は日本人CAさんがいて、機長挨拶を代行してました。
当然エコノミーですが、座席幅も足元もかなり狭い…ひと昔前の新幹線みたいでした。
まぁご飯と飲み物付きの新幹線だと思えば悪くないです。
調子が悪くて映画はあまり観ませんでしたが、日本語字幕の洋画はほとんど見つからず。
日本発便のご飯は2回で、
和食の魚→鯖の味噌煮とほうれん草の胡麻和え
チキン→トマトソースのついたチキンソースとこんにゃくの梅和え
みたいな感じでした。不味くないけど、梅和えなんて外国人食べられたんだろうか…?
アブダビ発便のご飯はあまり覚えていないのですが
ラム→ラムのソーセージの下に固焼きオムレツ。あとほうれん草が混ざった何か
的な感じで、いかにも中東でした。
ほうれん草の何かは二口くらいでやめてしまいましたが、デザートの西瓜とパイナップルは驚くほど美味しかったなぁ…。
そんなこんなで調子が悪いなりに飛行機に運ばれて
無事にフランクフルトに着きました。
朝の6時40分着。ほぼ真っ暗でした…。